QNAP: システム設定のリセット (初期化)での復旧例 – リセットボタン長押し


事象

先日、自宅のブレーカーが不意にダウンした為、運用していたQNAP NASが異常終了状態となった。電源復旧後にQNAPを立ち上げたところ、ping疎通は確認できたものの、各種サービス(httpd, ssh, telnet, etc…)が利用不可。(Qfinder上からの操作も、Webインターフェイスからの操作もできない。)

QNAPにシリアルコンソールによるアクセスを試みるには基盤を物理的にいじらなければならず、時間と手間が掛かるため、今回は手っ取り早い設定初期化にて復旧を試み、結果として上手くいった。

対応 (基本システムリセットの手順)

下記の公式ドキュメントをご参照。尚、このリセットに伴い、NASのユーザーデータが初期化されることはない。あくまで設定のリセットとなる。

QNAP Turbo NAS 取扱説明書:http://docs.qnap.com/nas/4.1/SMB/jp/index.html?hardware.htm

基本システムリセット(3秒)
設定リセットスイッチを有効にする: この機能をオンにすると、リセットボタンを 3 秒間押して管理者パスワードとシステム設定を初期設定にリセットできます(ディスクのデータは維持されます)。詳細システムリセットの場合は 10 秒間押します。
o 基本のシステムリセット: リセットボタンを押したままにすると、ビープ音が 1 回鳴ります。 次の設定はデフォルト値にリセットされます:
▪ システム管理者のパスワード:admin。
▪ TCP/IP設定: DHCPを通してIPアドレス設定を自動的に取得します。
▪ TCP/IP設定: ジャンボフレームを無効にします。
▪ TCP/IP設定: ポートトランキングが有効な場合(デュアルLANモードのみ)、ポートトランキングモードは「Active Backup (Failover) (アクティブバックアップ(フェールオーバー)」にリセットされます。
▪ システムポート: 8080 (システムサービスポート)。
▪ セキュリティレベル: 低(すべての接続を許可)。
▪ LCD パネルパスワード: (空白); この機能が装備されているのは LCD パネルのある NAS モデルだけです。詳細については、http://www.qnap.com を参照してください。
▪ VLANが無効になります。
▪ サービスバインディング: すべてのNASサービスは、利用可能なすべてのネットワークインターフェース上で作動します。
上で作動します。

リセットボタンは下図の様に筐体背面にある。
qnap-reset-button

QNAPへの再接続

リセット後はDHCPが有効になるため、適当なルーター(兼DHCPサーバー)がネットワーク内にある場合はQFinderアプリを用いてサブネット内を検索すれば良い。仮にルーター無しの構成の場合は、QNAPのIPアドレスが端末と同サブネット内に割り振られるか不明の為、フロントパネル上でIPアドレスを確認した上で(パネル右のボタンを1回押下)、端末のネットワークアドレスをQNAPのそれに合わせる。

qnap-front-panel

サービスの起動確認

ネットワーク設定を確認後、nmapコマンドを用いてQNAPサーバー上のサービスが立ち上がっていることを確認する。

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